スタッフインタビュー なおたん

ライブクッキングイベント【ビストロ ガスパール】(以下ビスガス)のスタッフは、基本的に主催のガスパールが声をかけて集めてきた。その理由としては(皆さんから参加を希望されたことがほぼ無いからというのはあるが)、何より『ビスガス』のイメージを完…

ゴリこ、その生き様

『ゴリこモーニング!』 うた:ゴリこ 作詞:ゴリこ、ガスパール 作曲:まだしてない 私の朝は 早いぜ 寝坊は2時間 だけどな☆ 外はにぎやか 早くね? 二度寝していい? するけどな★ だりぃだりぃ めんどくっせぇ! 働かざる者 食うべからず!? 体を引きず…

2月の活動報告とか

冗談でなく5年ぶりくらいにスタッフの公募をしました。とりあえず募集概要をご覧ください。 募集要項はただ1つ 《自分のことが好きであること》 『我が強い人』を求めています。わがままとかそういう意味ではなく、まわりに流されるだけでない自分の意見を…

ウェイター ケミンの流儀

ウェイターは、レストランやバーなどの外食産業において接客業務を担当する、シェフとはまた異なる性質を持つ専門職である。客が料理を待つ間、その時間が単なる《待ち時間》になるか否かはウェイターの力量に委ねられる。 レストラン【ビストロ ガスパール…

たくさん書いた

ビジュアル的な制作が苦手である。ファッションもインテリアも、絵も映像も。 出来るのはせいぜい、理屈やら感情やらをわからない気になってぐるぐると自省と反発を繰り返すくらいのもんで。 わかった気になって後ろ指をさされるのが恐いから、予防線として…

スタッフインタビュー ナトル

ライブクッキングイベント【ビストロ ガスパール】が、12月12日に開店8周年を迎えた。ウェイトレスのナトルさんは初参加から6年が経ち、主催のガスパールを除けば最古参のスタッフである。今回はそんなナトルさんに、これまでの思い出や参加への想いを…

私たちの日常

夏の暑さともお別れできかけてきた頃、アリマ研究所のメイドたちはちょっとだけ忙しくなる。季節が夏から秋へと移ろうのに合わせて、アリマ様のお召し物や寝具の衣替え、お客様にお出しする飲み物や調度品なんかを変えていかなければならないからだ。 特段と…

記者会見2022

在りし日の記憶

─1─ 「坊ちゃま! いい加減にお目覚めになられては如何でしょうか!」 ドンドン、と無遠慮にドアを叩く音と、それに負けず劣らずのけたたましい声に驚き、思わずベッドから跳ね起きる。 寝ぼけた頭のままでとりあえずドアを開けると、声の主たるじいやが険…

Sweetie , Subtlety , Sincerity

「それじゃあ、私は店内の掃除をしておきますね」 「ありがとう」 ビストロ ガスパール、本日の営業は終了。珍しくタヤーカは急用で休んでおり、ガスパールと私の他にはウェイトレス1人だけでの営業だった。もっとも、そのウェイトレスはうちの店員の中でも…

「GirlsBar ☆RinDrop.☆」店長 のりさん インタビュー

接客系プレイベ「GirlsBar ☆RinDrop.☆」(以下リンドロ)が、4月8日(金)に100回目の開店を迎える。本インタビューでは、群雄割拠の接客イベント業界の中で店長ののりさんが大切にされていること、開催にあたっての工夫などについてお話を伺った。 ──早速ですが…

試作品 ウミガメのスープ

[著者・匿名希望] 「ウミガメのスープって知ってるか、タヤーカちゃん」 季節は冬。窓の外に、チカチカと点滅を繰り返すイルミネーションの光が増え始める時期。 日が傾き始めた時間帯ともあって閑散としている店内で、城の主は頬杖をついて四人掛けのテー…

追憶といやしそうのハーブティー

[著者・ナトル] 仕事中だというのに、珍しく彼女は少し上の空だった。 アストルティアでも数少ない老舗、ビストロ・ガスパール。上品で広いキッチンを中心に豪華な内装が特徴のこの店で、冒険者は会話を楽しみながら料理を楽しむのだ。 ナトルはここでウェ…

春の新作メニュー

東側を高い崖に囲まれたこの店、【ビストロ ガスパール】の朝は冷え込む。陽が高く昇ってからでなければ日差しは届かず、いまいち冬の寒さから抜けきらない今の時期では尚更のことである。そしてこんな朝早くからビストロに来ているのは僕、あるいはイラーナ…

『マックん』オーナーシェフ マック氏インタビュー

2016年4月23日、ライブクッキング系プレイヤーイベント『マックん』が初開店した。そして開店5周年を迎えた現在、営業日数は200回を越えた。本インタビューでは『マックん』独自の取り組みに注目してお話を伺った。 ──『マックん』開店5周年おめでとうござい…

Catastrophe de neige

1 父は決して良い人ではなかった。自分の理想を追うことを一番に考え、他人のことを道具のように扱い、家族に対しても愛情があったのかどうか疑わしい。少なくとも、私にはそう見えた。 物心ついた頃には、私は既に両親に連れられて旅をしていた。何かに追…

『出張ビスガス』のご案内

◎『出張ビスガス』とは こちらでご用意した食材を使用し、お客様のご自宅やイベント会場などでライブクッキングを行うサービスです。 ライブクッキングとは、調理職人がイベント参加者から注文を受け、その場で料理を作ってお渡しするという形態のイベントで…

ビスガスの夏休み

夏っぽいことがしたい。もっと言うと、夏休みがほしい。いや気が向いた日にしかビストロは開店しないからほとんど毎日が休みなんだけど、それと夏休みは別物なのだ。たまには遠出して、遊びまくりたい。思い立ったが吉日、善は急げ。さっそくあいつらに声を…

たまには君とふたり

1 穏やかな昼下がり。ランチタイム営業のない【ビストロ ガスパール】は、掃除や仕込みを終えれば夜までやることがなくなる。 「今日も今日とて、ひまだ」 ガスパールが客席でだらけるのはもはや日課である。そんな店主を一瞥し、コンシェルジュのイラーナ…

出動!タヤーカ救護隊

雪が降り積もる地。周りを見下ろすことのできる小高い丘に、その建物はあった。 (ここが……ビストロ ガスパール) 声を発するのも躊躇われるほど静かな、寂れた店。いや、店だった建物。使われていた形跡はとうに無く、周囲の綺麗な雪原が人の往来を否定して…

つきのものがたり

しんしんとゆきがふりつもるよぞら。 うみはつきのだいざをたたえる。 「フレブルーナ、ほんとうにうみをわたるの」 ──わたしはうみをわたる 「フレブルーナ、きみをまもるものはむこうにいないかもしれないよ」 ──それでもわたしはせかいをみたい 「フレブ…

調理職人日記 ~やくそう~

調理職人を支える調理レシピは、ギルドで認可された食材とフライパンを使うことでしか作れない。レシピに則らない料理は、調理職人の料理として認められず、腕を認められることも名声を得ることもない。僕はこの現状に納得がいかないのだ。世界が信じるレシ…

調理職人日記 ~ガーディアンサラダ~

調理職人を支える調理レシピは、ギルドで認可された食材とフライパンを使うことでしか作れない。レシピに則らない料理は、調理職人の料理として認められず、腕を認められることも名声を得ることもない。僕はこの現状に納得がいかないのだ。世界が信じるレシ…

調理職人日記 ~エルフの飲み薬~

「いらっしゃい」 「お邪魔します」 本日のお客さんは、魔法使いにして魔法研究家、赤と黒を基調とした現代風のローブを着込み、かわいらしくも理知的な表情を浮かべるエルフの女性。はっきり言って好みのタイプだ。好みだから店に招いたと言っても過言では…

出動!タヤーカ探検隊

こんにちは! 知る人ぞ知る【ビストロ ガスパール】期待の新星、コンシェルジュのタヤーカです! 今日は開店前で誰もいない店内をリポートします! 決してひまだからではありませんよ! タヤーカ探検隊、出発です! このお庭はですねー、リニューアル時に店…

シェフは自慢の店を語る

ようこそ【ビストロ ガスパール】へ。 お客さん、今日が初めてのご来店ですか。ありがとうございます。こちらのカウンター席へどうぞ。 ご注文はお決まりでしょうか。おっとすみません、メニュー表はこちらです。 前菜 スマッシュポテト スープ マジックスー…