ぴょんガスラジオ

※この記事は、ぴょんの家で公開収録したものを書き起こしたものです。

ガスパ「だいたい月刊ビスガス7月号、公開収録! 皆さんからの質問は投稿フォームまでお願いします」

ぴょん「(客席の人の少なさを見て)まぁサクラがいないことはわかりました。仕込んでもよかったのに(笑)」

ガスパ「仕込むのは料理だけでいいんだよ」

ぴょん「今のビスガスジョークね」  

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ガスパ「ぴょんももうビスガスに参加してから1年半が経ったね」

ぴょん「もうそんななるのか」

ガスパ「某合同イベントで知り合った縁からなわけだけど、参加して後悔してない!?」

ぴょん「急に弱気(笑) 後悔してないよ!」

ガスパ「じゃあ何がいいところなのか教えろし」

ぴょん「いいとこねー。こんな気楽なとこ他に無いってのと、店主が全責任を負ってるとこ。店員は当日欠勤おっけーだし、営業中に別のとこに行ってても怒られない」

ガスパ「それがいいとことして挙げられるってことは、逆説的に他のイベントでどんな目に遭ってきたのか聞きたくなっちゃうね!」

ぴょん「それはまあいろんなタイプがあるね(笑)」

ガスパ「コイツ、記事にされるからって遠慮してるな。深堀りするとかわいそうだから次にいってあげよう」

ぴょん「いってくれますか」

ガスパ「ぴょんって他のとこだとムードメーカーっぽいのに、ビスガスだと割と静かじゃない? 何か方針があるの?」

ぴょん「特にないよ! 安心してるだけでこっちが素です!(笑)」

ガスパ「手を抜くな!!!!」

ぴょん「まぁそうとも言う」

ガスパ「ビスガスって結局は毒気の強いイベントだから、ぴょんももうちょい出していいと思ってるよ」

ぴょん「毒なんて無いよ。きれいです」

ガスパ「綺麗な花に毒があることあるよね」

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ガスパ「お便りのコーナー。『お給料でてないってマジ〜?』だそうで。マジだわ」

ぴょん「こないだおこづかいもらったけど臨時でだよね」

ガスパ「お客さんが『皆さんの給料に!』って別でくれたお金だしねアレ。うちの料理の価格で儲けなんて無いし、給料まで出してたら赤字なんだわ」

ぴょん「有料店化する!?」

ガスパ「メリットある?」

ぴょん「ないねぇ。ガチで誰も来なくなると思う」

ガスパ「そもそも来てないのにな」

ぴょん「それなんよ」

ガスパ「うちのメンバーなら本来だとやれるレベルなんだけどね」

ぴょん「それな。本気出したらできるメンバーばかりです」

ガスパ「でもみんな手抜いてる。手を抜ける店だから在籍してるまであるもんね」

ぴょん「見抜かれてるわ」

ガスパ「逆に変に気合い入れると誰もついてこないんだもん。『ビスガス王決定戦』とか」

ぴょん「あれはうちにしては頑張った方」

ガスパ「王の座を譲り合ってて面白かったよ」

ぴょん「でもメンバーそれぞれはマジで魅力的だと思う。みんな第一線で活躍してる人だもん」

ガスパ「それは本当に間違いないのに、店としては集客力が無いのって逆にすごいことしてない?」

ぴょん「本気だそう。やればできるよ」

ガスパ「個人的には、客ひとりひとりに構うわけじゃないスタイルなのも大きいかなと思ってる」

ぴょん「地味にあるね(笑)」

ガスパ「いわゆる接客イベントだと1対1で相手してもらえるわけじゃない。でもビスガスだと自分が主役になるには、相応の『オモロ』を見せつけなきゃいけない」

ぴょん「もうね、この雰囲気に入ってきてーって感じ。飛び込んできてくれたら受け入れるから」

ガスパ「それを言えるのがビスガスの強さかもね。普通だったら『楽しませます!』じゃん」

ぴょん「よそだったらそうだけど。お客さんも個性的だからねビスガスは」

ガスパ「ここをそうしないのは僕の意図もあるけど、君たちスタッフの選択でもある」

ぴょん「特に指示されてないけど、みんな勝手にそうしてるよね。変人たちがぶつかり合わずに奇跡のマリアージュを起こしてる。ハマる人はハマる」

ガスパ「いま無理にコックっぽいこと言った?」

ぴょん「ビスガスジョーク」

ガスパ「ある意味、客が来にくい状況なんだけど誰もそれを本気では気にしてないっていうね」

ぴょん「そうだねえ。お客さん来なくても誰もハラハラしない(笑)」

ガスパ「むしろ大衆に迎合して傷ついてきた人たちなんだよね。表面上の馴れ合いでは安心できないやつらの巣窟ってわけよ」

ぴょん陰キャの集まり」

ガスパ「言うな」

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ガスパ「ぴょんから何か話題提供ある?」

ぴょん「急な無茶振り。しかし私は困らずこう言うのです。ねぇよ!」

ガスパ「じゃあこのへんでお開きだな」

ぴょん「記事にするときさ、バラエティ番組みたいに観客の笑い声いれたりしたい」

ガスパ「おもろいから採用」

※特に入れる箇所が無かった。

スタッフインタビュー なおたん

ライブクッキングイベント【ビストロ ガスパール】(以下ビスガス)のスタッフは、基本的に主催のガスパールが声をかけて集めてきた。その理由としては(皆さんから参加を希望されたことがほぼ無いからというのはあるが)、何より『ビスガス』のイメージを完璧に持っているのが主催自身おらず、全てにおいて取捨選択を判断できるのが自分しかいないためである。

ウェイトレスのなおたんも、ガスパールから話を持ちかけたうちの1人である。こんなに取っ付きにくい店に、こんなに取っ付きやすい人が誘われた理由とは。

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──なおたんが『ビスガス』を知ったきっかけって覚えてる?

なおたん 覚えてますよー☆ 当時の私はプレイベ自体あまり参加したことがなかったのですが、『リンドロ』(注1)のキャストを始めたのをきっかけに他のプレイベにも行こうと思って、そのときに先輩キャストさんが行ってたから私も行ってみようと思ったのがきっかけですね☆

注1:プレイヤーイベント『GirlsBar RinDrop.』の略称。以前から主催ののりさんとはガスパールも関わりがあった。

──初めての『ビスガス』はどんな印象だった?

なおたん 当時から雑談イベントにはよく行っていましたが、料理の販売を兼ねているのは『ビスガス』しか見当たらなかったので斬新で! 料理を頼んでいないお客さんでもわいわいしていて楽しかったのを覚えています☆

──なおたんと知り合ってしばらくは店員と客の関係だったわけだけど、突然ウェイトレスとして誘われて驚かなかった?(笑)

なおたん 私がキャストをしているイベントとは違う面白さがある所だなぁと通っているときから思っていたので、私も「スタッフとしてお手伝いしたり一緒に盛り上げれたら良いな」って思ってました♪ だからお誘い頂いた時は「是非!」って感じでしたね☆

──そうだったんだ! それは初めて聞いたから嬉しいな。

なおたん ただ『リンドロ』のキャストもなりたてだったからそっちが疎かにならないかとか、掛け持ちしても大丈夫かは心配でしたね……。でも、のりさんに相談してもぜんぜん反対されなかったので、喜んで受けさせて頂きました☆

──たしかに両イベントはだいぶ趣が異なると思うんだけど、『ビスガス』との客層の違いや、なおたんが接客で意識していることはある?

なおたん 『リンドロ』では私を含めキャストのみんなとお話ししたくて来るお客さんが多いですが、『ビスガス』では特定の誰かとお話ししたいってよりも「フラッとやって来ました☆」って人が多い印象ですね。何より1人で来る方が多いので、まずは私から話しかけてみて、その方は他人が話しているのをボーっと聞きたい方なのか、適度に話しかけたら良いのかを見極めようとしています☆ そして、こんな雰囲気の店だったまた来たいなって思ってもらえるような、《気持ちのお土産》を持って帰ってほしいなって思ってます☆

──今のお話や普段の姿を見ていると、なおたんは人前に立つ者としての意識というか「相手のために」という目線が他の人より秀でているように感じるんだよね。押しつけがましくなく、自分自身のエゴでもない。ただ心から如何にして相手に気持ちよく過ごしてもらえるかを考えているような。

なおたん みんなの笑顔が見たくて自己犠牲で色々やっちゃう性格だからですかね(笑) だってせっかくその人が時間を取ってくれてて、ましてやゲームの中なのに、嫌な気持ちになったりつまらないなぁって思わせちゃったりしたらもったいないじゃないですか☆

──そう言われてみれば当たり前のことみたいに思えるけど、それがなかなか自然には出来ないから、僕にはすごいことに見えてるし、助かってます。

──さて、なおたんももう『ビスガス』3年目ですが、今後この店でやってみたいことやこの際だから提案したいことはありますか?

なおたん 『出張ビスガス』(注2)の依頼がなかなか来ないので、私からお茶会やピクニックやお誕生日会を提案したいなぁって思ってます☆ 『ビスガス』って一度来てもらえたら面白さが伝わると思うんですけど、不定期開催だから知ってもらったりリピーターになってもらうのが難しいので、機会を増やしてもっとたくさんの人にビスガスを知ってもらいたいかなー☆

注2:他の方のプレイべや個人的な催しにレストランごと派遣する、という『ビスガス』の試み。依頼お待ちしてます。

──知られるための努力は確かに必要だと、最近は特に感じるね。露出の機会は増やしていきたいと思います。不定期すぎる開店日については、悪いと思ってるけどこのままでいかせてください(笑)

なおたん あとは個人的にですが、『ビスガス』のスタッフはキャラが尖ってて面白い人が多いから紹介がてらの同人誌みたいなのを描きたいなって思っています(笑)

──それが実現したらビスガス同人誌は2冊目ってことになるから、本当にこれはあとで話し合おう(笑)

──では最後に、なおたんから何か質問とかある?

なおたん 私をスタッフに誘った理由ってなんですか? 誘ってもらった時は『リンドロ』でも新人バリバリだったし、実はあまり接客経験がないのですが、どういう所を評価して頂いたのかなって☆

──なおたんは、ただ自然体で当たり前のように「お客さんに気持ちの良い時間を過ごしてもらいたい」って考えてるんだと僕は思ってるんだけどさ。正直、知り合った頃はそういう部分に胡散臭さ・わざとらしさを勝手に感じちゃってたけど、話してるうちに「たぶん素でこうなんだろうな」って信じられるようになったんだよね。『ビスガス』って癖が強いスタッフしかいないから、お客さんに好かれるか嫌われるかの差が激しいと常々思っていて。そうすると大体のお客さんに刺さることができるスタッフが必要になってくる、それがなおたんでした。誰にでも優しくていつでも明るいなおたんの姿勢って他人にはなかなか出来ることじゃなくて、良い意味で異常・異能。そういうわけで、なおたんも十分に癖が強いからウェイトレスに誘われたんだよ!

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彼女の場合、決して他人に合わせすぎたり譲りすぎているという訳ではないように僕には見える。自我がきちんと表にあって、その上で他人に不快感を与えていない。本当に、頭の下がる生き方だ。

何やら『ビスガス同人誌ツー』もやる可能性が出てきたので(マジで言ってる?)、今後もなおたんの面白さに助けてもらいながら営業を続けていきたいところです。

ゴリこ、その生き様

『ゴリこモーニング!』

うた:ゴリこ
作詞:ゴリこ、ガスパール
作曲:まだしてない

私の朝は 早いぜ
寝坊は2時間 だけどな☆
外はにぎやか 早くね?
二度寝していい? するけどな★

だりぃだりぃ めんどくっせぇ!
働かざる者 食うべからず!?
体を引きずり えずく歯磨き!
制服まとえば 0秒出勤!!

「おはよう大将ー」
「店で寝泊まりするなバカ!」

𖥧 𖥧 𖧧 . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 . 𖡼.𖤣𖥧

ゴリこ「おい大将、変なやつ来てるぞ」

ガスパ「変なやつ?」

ゴリこ「ラー油〜! ラー油いかがっすかぁ〜!」

ガスパ「お前かよ」

ゴリこ「大将! イキのいいラー油が罠にかかったんだけど買わねえ?」

ガスパ「買わねーよ。仕事サボってなに売ってんだ」

ゴリこ「油売ってる」

ガスパ「上手いこと言うな」

ガスパ「こんにちは。調理担当のガスパールです。そしてこちらが」

ゴリこ「おっす! 得意料理は『お客様は神様だろ』って自分から言ってくる客のモツ煮! サポート担当のゴリこちゃんでーす」

ガスパ「今回のメニューはモツ煮ではなく『バトルパッツァ』です」

ゴリこ「作り方はとっても簡単! まずは野生のアクアパッツァにバトルをしかけろ!」

ガスパアクアパッツァは魚・塩・オイル・水が基本です。今日はそこに玉ネギとトマトを加えただけの簡単レシピでやっていきましょう」

ゴリこ「料理に慣れてる人はメリケンサックを入れてみよう! 味にパンチが出るぞ!」

ガスパ「ちなみに『パッツァ』には『狂う・暴れる』みたいな意味がありますが、ゴリこほど狂わなくて大丈夫です」

ゴリこ(照れ照れ)

ガスパ「ではまずフライパンにデリシャスオイルを引いて熱し、おおとろの切り身を焼いていきます」

ゴリこ「時短のためにメラゾーマを唱えて2秒で終わらせましょう」

ガスパ「その際にフライパンにマホカンタをかけておくことで『ゴリこパッツァ』が出来上がります」

ゴリこ「あぁぁああぁぁ!! あっぢぃぃいぃ!!」

ガスパ「くし切りにしたジャンボ玉ネギとびっくりトマトを加えて、水を入れたらフタをします。あとは煮たら完成だよ」

ゴリこ「ゴリこちゃんパッツァも完成したぜ! 熟年離婚すれすれの夫婦関係より冷める前に召し上がれ! 私に火傷すんなよ?」

ガスパ「それじゃゴリこ、食べてみて!」

ゴリこ「玉ねぎ嫌いだからヤダ」

ガスパ「よけていいから」

ゴリこ「しゃーねーな……あーあのーあれだ、トマトにしっかり火が通っててぐしゃってした食感……スライム齧った時の食感に近いな。魚の切身も……あれだマーマンの肉みてぇな味がする。うん、美味かったぜ!」

ガスパ「本日ご覧いただいたとおり、邪魔が入らなければとっても簡単なレシピです。皆さんも作ってみてくださいね!」

ゴリこ「おっ、終わった? そんならカジノ行くから、再来月の分の給料をレジから前借りしてくぜ〜! じゃあな!」

ガスパ「もうこんなアシスタントはこりごりだ〜!」

𖥧 𖥧 𖧧 . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 . 𖡼.𖤣𖥧

お客様「こんばんはー」

ゴリこ「しゃーせー!何にしやしょう!?」

ガスパ「居酒屋か」

お客様「この店のオススメはなんですか?」

ゴリこ「今日はイキのいい梅水晶がとれてるぜ!」

ガスパ「居酒屋か」

お客様「じゃあそれで」

ゴリこ「喜んでぇー!」

ガスパ「居酒屋かって。つかなんで梅水晶?」

ゴリこ「オススメだから推奨(水晶)した」

ガスパ「ちょっと好き」

𖥧 𖥧 𖧧 . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 . 𖡼.𖤣𖥧

閉店時間になって、お客様はみんなお帰りになったね。
一仕事おえて安心したのか、床で寝ちゃったみたい。
おやすみ、また明日ね。ゴリこちゃん。

ウェイター ケミンの流儀

ウェイターは、レストランやバーなどの外食産業において接客業務を担当する、シェフとはまた異なる性質を持つ専門職である。客が料理を待つ間、その時間が単なる《待ち時間》になるか否かはウェイターの力量に委ねられる。
レストラン【ビストロ ガスパール】(以下【ビスガス】)には、ウェイターを務めるケミンを目的にやってくる客も少なくない。

◆楽しい会話が無ければ楽しい食事にならない

ウェイター本来の給仕のお仕事をこなすのは勿論として、店全体を把握し、和やかな雰囲気になるよう心がけています。
お客様の会話に花を添え、まわりのお客様にも楽しい気持ちが広がるよう、私から話を振ることもあります。
話すのが苦手だったりゆっくりだったりする方もいらっしゃるので、空気を読んでフォローするのがウェイターとしての腕の見せ所だと感じています。

【ビスガス】はレストランだが社交の場としての顔も持つため、料理の注文は必須ではない。

勤め初めた頃は積極的にオーダーを取りにいっていましたが、最近はお客様との会話を重視しています。話の流れの中で料理をご所望のお客様だとわかった段階でメニューをご案内するようにしています。

(2016年12月 【ビスガス】にて)

◆全てのお客様をフラットな状態で接客したい

私がプライベートでも仲良くしている方がお客様として来店されたとき、会話の内容の線引きが難しいなと思っています。
もちろんご来店いただいたことは嬉しいのですが、友人同士の身内ネタで盛り上がってしまうと他のお客様に疎外感を与えてしまいかねません。
ですから「ビスガスでのケミンはドライだ」と感じておられる方がいらっしゃれば、このインタビューを読んでその理由を察して頂けると有り難いです。

ウェイター業のみならず、多方面で活躍しているケミンならではの悩みであろう。
そして彼は、真剣な表情でこう続けた。

私がビスガスで最高のパフォーマンスを発揮できているのは、いつも暖かい存在が近くに居てくれているからです。

(2017年2月 ケミン宅にて)

◆私にとって【ビスガス】は

『原点にして現在』ですかね。多彩な遊び方があるこの世界で、初期から参加させてもらったのがこの店でした。
その後は別の方の催しなどにも数多く参加させ頂き、様々な喜び・挫折・達成感などを経験してきましたが、その期間も私はずっと【ビスガス】に在籍し続けています。
色々なことにチャレンジし、飛躍していくのはとても大切なことです。その一方で、原点を思い出せる場所のことも同じくらい大切に思います。
そして、私は現在も【ビスガス】のスタッフです。ウェイターとしてより高く飛躍し、プロフェッショナルへ至るために精進して参ります。そんな私を、今後も応援して頂けると嬉しく思います。

(撮影・画像編集:ケミン)

【ビスガス】オーナーシェフガスパールは、ウェイターの役割について「ただ注文を受けられてただお話ができるだけの人なら別に必要ないんだよね。それなら僕だけで事足りる」と語っている。
『店全体が楽しい雰囲気になるように自分が主体となって振る舞う』というケミンの姿勢は、スタッフと客との立ち位置が曖昧になりがちなこの業界において、今後さらに重要なものになっていくのかもしれない。

《ウェイター ケミンの流儀》

たくさん書いた

ビジュアル的な制作が苦手である。ファッションもインテリアも、絵も映像も。
出来るのはせいぜい、理屈やら感情やらをわからない気になってぐるぐると自省と反発を繰り返すくらいのもんで。
わかった気になって後ろ指をさされるのが恐いから、予防線として「他人の考えなんかわかんないよ」と嘯いているわけです。

そんなあたりから今回の謎解き制作ではキャラクター(はもともと素晴らしいものがあって)、ハウジング、フライヤーあたりのビジュアル面はぜーんぶアリマさんにお願いしました。
僕がやったのはアリマさん原作のキャラクターたちのことを目茶苦茶考えて、お話の大筋を整えて、遊べるように謎をくっつけること。

二次創作のえげつなさに初めて触れました。上記の通り日頃から「他人の考えなんか〜」と逃げている僕としては、人様のキャラクターを書くなんてとんでもないことです。キャラクター性について具体的な正解は無いのに創造主の中にぼんやりとした正解エリアはあるので、そこに着地するには創造主への理解を深める必要があるからです。

他人と腹を割って話すなんて難しくて、恥ずかしくて、痛いことです。何が好きで何が嫌いで、何を理解できて何を理解できないか。相談という形で自分の考えを、趣味を、悩みを、聞いてもらう。そういう人間関係を久しぶりにちゃんと頑張ったと思います。そうでないと、とても人様のキャラクターなんてお預かりできないから。

結局のところ、最終的にはすっげーーーーーー量の赤ペンを入れてもらいました。だから僕がやったことって本当に少なくて、そしてそれで良かった、良い関係を築けたなと思っています。言いにくいことも言ってもらえる、ちゃんと監修を入れてもらえる、そういう信頼を得られたのだと解釈しています。ありがたいなと思っています。

人生とは(みたいなことを言うのは見る方もきついとは思いますが言います)、自分に足りていない要素を集めていく時間なんじゃないかと、最近は考えています。
人として社会に属していたいのなら、少なからず社会への貢献を果たすべきだから。他人の良さみたいなものを受け取り、活かすほうが共同体としての意味がある。
まず本人は誤解なく受け取ってくれるだろうからあえて言うのだけれど、僕にとって、大きな意味のある時間でした。

みたいな結論にこの僕が、忖度も義理もろくに果たさない僕が、至ったのです。この物語を作ることで……
1時間くらいで遊べるから、ぜひご来店くださいね。

また明日。

そしてこういう恥ずかしいことをわざわざ書くのは、これを面白がる人とまた出会うためなのだ。
砂の山に砂金を求めて。

スタッフインタビュー ナトル

ライブクッキングイベント【ビストロ ガスパール】が、12月12日に開店8周年を迎えた。ウェイトレスのナトルさんは初参加から6年が経ち、主催のガスパールを除けば最古参のスタッフである。今回はそんなナトルさんに、これまでの思い出や参加への想いを語ってもらった。
なお、インタビュアーは主催たるガスパールであるため、ただの仲良し会話であることはご理解ください。

━━ビスガスが開店8周年を迎えました。振り返ってみていかがですか?

ナトル 本当に色々ありましたね。ロールプレイ営業にはじまり、脱出ゲーム回、武者修行、果ては同人誌の発表まで! 同人誌は今でもたまに見返すことがあります。最近はログインすらあまりできていませんが、出勤したときに暖かく迎え入れてくださるのでとても嬉しく思います。
(編集注:武者修行→メギストリスの街の料理屋でライブクッキングを行い、新規客層の開拓を目的としたイベント)

━━普通の開店日よりも特別な日の方が印象深いというのが、なんともビスガスらしいというか(笑)

ナトル この6年、色々なことしすぎなんですって! 閉店したりとか! 企画してるのはオーナーですからね(笑)

━━その中でも一番思い出に残っている回は?

ナトル 色々ありますが……何気に楽しかったのは武者修行かもしれません。呼び込んで、来てもらって、作ってもらって…みたいな。普段あまりやらないことだし、知らないお客様とお話しできるのはとても楽しいことですよね。

━━プレイベという催し自体に関わりの無い人がお客さんになるというのは、界隈からしても特別なことかもね。

━━6年前、参加することになったきっかけは覚えてますか?

ナトル 覚えてますよ。きっかけ自体はオーナーからのお誘いでしたが、その頃、常連だった私としてはとても嬉しかったですよ。「誘ってもらえてる!」って。

━━当時の『ナトル』はロールプレイ的な側面が強かったんだっけ。

ナトル ウェイトレス初期は自分のイメージを損ないたくなくて、ロールプレイの側面が強かったですね。今も大きくは崩したくないですが、少しフランクな方が話しやすいかなと最近思いまして。敬語はなるべく崩さないですけど、少しは話しやすくなったと……思いたいですねぇ。

━━接客に対するナトルちゃんなりの考え方はありますか?

ナトル 一人で話を聞いてるだけ……なんて疎外感をなるべく無くすことですね。好きで一人でいる方なら申し訳ないのですが。

━━お客さんを退屈させないように、ただの待ち時間にならないようにと店舗全体に気を配っている様子は、キッチンからでもよく感じています。

ナトル ありがとうございます!

━━ビスガスのどんなところが好きで参加し続けているのか教えてください。

ナトル まず、とっても緩い経営方針であること。スタッフに参加を強制しない、けど参加したくなるような暖かい雰囲気で運営してもらえるのがとても有難いところですね。それでいてたまに大きな催し物なんかもしてみたりして。色々手探りで、でも楽しくしていきたいっていう気持ちがとてもわかるので、是非協力したいっていう気持ちが強いです。

━━主催の僕が「今日やるぞ!」って急に思い立つことが多いのもあって、スタッフの予定を気にしてられないというのが実情だけど(笑)

ナトル あとはオーナーが私のことを信頼してくれてるってちゃんと感じる所でしょうか。「ナトちゃんが居てくれるなら大丈夫!」って、何となくそう思ってもらえてるのかなと。自惚れかもしれませんがそれがとても嬉しいからですかね。

━━関係が長くて親しみ深いナトちゃんに安心感を覚えているのは確かだよ。いつもありがとう!

━━今後、ビスガスとしてやってみたい企画やアイデアはありますか?

ナトル 『合言葉を伝えると特別に頼めるようになるメニュー』みたいなものがあっても面白いかもしれませんよ。例えば、いつものシェフじゃなくてウェイトレスのゴリこが作ったご飯になる、みたいな。隠しコマンド?(笑)

━━HUNTER×HUNTERの「ステーキ定食、弱火でじっくり」みたいな話かな(笑)

ナトル あぁ!それに近いものですね!(笑)

━━裏メニューは考えたことがなかったから、何か面白い案がないか検討してみるよ!

ナトル 私からも質問を。オーナーが8年もこの店を続けることが出来た原動力ってなんですか?

━━対外的に記事にする文章だから少しかっこつけて話すけど(笑)
まず【ビストロ ガスパール】というのは物語のタイトルです。あるレストランとシェフを中心とした、なんかいろいろ起きてる物語。そこには僕がいて、君たちスタッフやお客さんがいたりいなかったりして、日常や非日常を過ごしている。僕も「いつ完結するのかな?」って本気で思ってるけど、まだ登場人物である君たちが残ってくれてるから締める気にならないんだよね。ありがたいことに、誰かが面白がってくれるから続けられている、そんな感じです。

ナトル すごい素敵なコンセプトじゃないですか! そんな物語に私を加えてもらえてとても光栄に思います。

━━こちらこそ、いつも本当にありがとう!

ナトル 今後ともよろしくお願いいたします!

スタッフインタビューの初回ということで僕の進行に不安があったものの、そこはさすが6年の仲、楽しくお話しできた。
もはやビスガス特別開店のために利用券を買ってくれているナトルさんではあるが、これからもゲーム内外で遊んでくれたら嬉しい。

さて、せっかくなのでインタビューに出てきた『裏メニュー』をこっそり始めてみます。
次回の開店日(12月17日→終了しました)、注文時に「バトルステーキ、弱火でじっくり」とお伝えください。取引の際にちょっとしたプレゼントを差し上げます。こっそりどうぞ!