ガスパ活動記録(しない)

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雑TRPG『シェフの願い』9

【雲上湖:夜】

 

ノワール
「いや〜良かった良かった、ドリームも手に入り、さなえも改心してこれで一件落着ということよなあ」


マーガリン
「うんうんっ水晶も無事だし帰ったら王様に返さないとねっ!」


サヤマ
(ぼんやりドリームが成っていた樹を眺めている)


ノワール
「どうかしたのか、さやまよ」
(サヤマに歩み寄る)


マーガリン
「どうしたの~?」
ノワールの横に立ってサヤマをみる)


サヤマ
「その……色々なことが妙だな、と思いまして。ドリームは年に一度しか実をつけないと聞きましたが、ライバルはほんの数組だけでドリームを目指す人があまりに少ない……。これならば依頼人本人が1人でこっそりと行動した方がライバルの目にも止まらないはずです。それなのに私達という大掛かりなPTまで組ませて取りに行かせた、身元もよくわからない我々に丸投げ、さらにさなえさんという裏切りも出ました。……みなさんも思っている事かもしれませんが、依頼人は何か隠しているように思うんです」


さなえ
「あたしは最初からあの男なんて信用していないわよ。新聞に載っていたくらいだもの、怪しすぎるわ。利用されている可能性も大いにあるわね。……簡単に人を信用してはだめ。いつ裏切るか分からないものよ?だからあたしは…裏切られる前にあんた達を裏切ろうとした。…ま、冷静になったら馬鹿なことをしたと思うけどね」


ノワール
「う〜ん…確かにあ奴、最初こそろっくの魂を感じはしたが、同行するかと思いきや一人でぬくぬくと待機だし…や、でも何か事情があってのことではないのか…?例えば…病気がちで遠出ができんとか…」
(思うことありげに目を伏せる)


さなえ
「さぁね…それは分からないけど、普通ではないことは確かよ。やすやすとドリームを渡しちゃだめだからね。まずはあいつの様子を伺うべきよ」


ゲルト海峡に入る直前、倒れている人を見つけた。それはなんとナックルだった。しかしその右腕は醜く、まるで魔物のようであった。


サヤマ
「こんなところに人が……追い剥ぎでもあったのでしょうか?……!!この方、腕が……」


タツオ
「ん…?!こやつ、あの穴の時のやつではないか?!何があったんじゃ?!」


さなえ
「…こんなところにいたの。こいつ、あたしたちに襲い掛かってきたやつよ。放っておきましょ、絡むとまた厄介なことになるわ」


てっかまき
「何があったのか知らないけど、これ以上かかわる理由は無いわね。先を急ごう」


マーガリン
「この人…あの時の…こんな腕してたっけ…?」


てっかまき
「ん?待てよ……?こいつ確かドリーム食べたとか言ってたわよね……?この腕はまさか……、副作用とか……?」


ノワール
「へ?ドリームを?」


マーガリン
「少し思った…けど例の武闘家がドリーム食べたのってかなり前だから…副作用としたらしばらく経ってから出るってこと…?」


さなえ
「願いが叶うことの代償なのかもしれないわね。分け合うとどうなるのかしらね。多少の副作用は出るのか、それとも全く出ないのか…」


ノワール
「ドリームを…食べた武闘家…あの強さを手に入れた代償に、こんな腕になってしまったと…?(青ざめる)
なんだかイヤな感じがするぞ。これは何かの予兆にすぎない、そんな気がする」


サヤマ
「んん……でもドリームそのものは数こそ少ないものの出回っているはずですよね?だとしたら、なぜ副作用のことが公にならないのでしょう?やはり丸々食べると副作用が……?」


さなえ
「誰かがこの事実を拡散させないように手を回しているとか…ね、分からないけど」


ノワール
「一刻も早くグレンへ帰って、このことをがすぱるに伝えようぞ。テッペンどころではなくなるやも知れん」


サヤマ
「ですね、依頼人にどういう意図があれとにかく戻ることが先決。……まあ、背後に気を付けながらグレンへ向かいましょう」
(ちらっと倒れているナックルを見る)


マーガリン
「そうだね…とりあえずガスパールさんのとこに早く帰ろう…!」

 

 

【グレン城下町:夜】


てっかまき
「ふう……。ようやく帰ってきたわね。私、酒場で一杯やってくるわ。何かドリームやガスパールに関する情報が聞けるかもしれないし。じゃあね」(酒場へ)


マーガリン
「私は…また広場にでも行こうかな…またあとで~」(広場へ)


さなえ
「あたしは一旦家に帰るわ。荷物の整理と店の様子を見て来なくちゃ」(道具屋へ)


サヤマ
「私も行くところがあるので……」(郵便屋へ)


ノワール
「我はがすぱるの所へ行って奴から詳しい話を聞くぞ」(シェフの家へ)


タツオ
「うーん…どうしようかなのぅ…店の隅っこで寝かせてもらおうかー」(シェフの家へ)

 


【酒場:夜】


てっかまき
「金の話だの女の話だの、しょうもない話ばっかり……。帰るか……」

 


【郵便屋:夜】


サヤマ
(何か手紙を受け取った)
「…………さて、私も依頼人のお店に戻らなくちゃ」

 


【道具屋:夜】


さなえ
「やくそう…どくけしそう…小びん……よし、何も盗まれてないわね。手荷物は…っと…。ほとんど使わなかったわね」
(まだ何か起こるかもしれないから、まほうのせいすいと上どくけしそうも少し持って行きましょ…。せかいじゅの葉は…ザオがあるから要らないわね)


さなえ
「さて…店に戻る前にあの子に会いに行かなくちゃ…」
(町の医療施設へ)

 


【医療施設:夜】


さなえ
「…元気そうで良かった。早くあの子のために治療費を稼がないとね…。
(案の定、あの行為については怒られてしまったわね…)
さて、あたしも戻りますか」
(シェフの家へ)

 


【広場:夜】


マーガリン
「広場でプクリポ集会あったからちょっと癒されてきちゃった…けど話とかは特になかったな~…」
(シェフの家へ)

 

 

【シェフの家:夜】


ノワール
「がすぱる!戻ったぞ。どこに居る?」


ガスパール
「おかえり!あれ、1人だけかな?」


タツオ
「ただいまーってノワールもこっちに来たんじゃな~」
(隅っこで寝ようと床に座る)


てっかまき
「ただいま~」


ノワール
「じきに他の者も戻るだろう。それよりがすぱる…そうだ、良いにゅーすと悪いにゅーす、どちらから聞く?」


ガスパール
「悪いニュースから聞こう」


ノワール
「好きなものは後にとっておくタイプか……悪いにゅーすとはな!ドリームには……重大な副作用があることがわかったのだ!(どーん)」


ガスパール
「ほうほう…良いニュースは?」


ノワール
「愚か者!副作用について詳しく聞かんか!!いや…驚かんということは貴様、ドリームの副作用について元から知っていたな?ドリームを食べた者は願いを叶える力を得るかわりに魔物になってしまう。違うか?」

 

 

ガスパール
「……ふん……50点だな」

 


てっかまき
「……」


タツオ
「……」(寝ずに聞いている)


サヤマ
(話し声に気付いて家には入らず、外で会話を聞いている)


マーガリン
「あれ、中で何か…?」
(小声でサヤマさんに言いながら同じ様に部屋のドアに近づいて外から会話を聞く)


ノワール
「な、何だその態度は…。そうだ、貴様…出発の前に隠していた紙切れを出してみるのだ。他にも何か隠しごとがあるなら洗いざらい吐け」


ガスパール
「吐け?おかしなことを言うな、ウェディの男よ。貴様らはどこまで気がついているんだ?」


ノワール
「う、ウェディの男ぉ!?…あ、そか、今はそうなのであった……ええい!どこまでも何も、貴様がなにかを企んでいることだけは火を見るより明らかよっ!!」


さなえ
「ふぅ、着いた着いた。……あら、あんた達そんなところで何してんの?中に入ればいいじゃない」
(扉の前に居る2人に普通に話しかける)


マーガリン
「あっ!いやなんとなく…お取込み中かなって…」

 

ガスパール
「おい!表の者どもも中へ入るがよい!そしてドリームを渡すのだ!」

 

マーガリン
「ただいま!」


さなえ
「…何か揉めてんの?」


ノワール
「待て!まがりんよ!ドリームをこの男に渡してはならん!!」


マーガリン
「う、うん…!何か隠してる…よね…?」
(ドリームを持ってるのはサヤマさんのはず…だけど今はそれも言わないでおこうかな…)


さなえ
「ふん、やっぱり只者じゃないのねガスパールは。そこまでしてドリームを欲しがる理由は何?正直に話しなさい」


ガスパール
「いいだろう、全てを知って絶望するがよい。
《ドリーム》の正式な名は《反転果実》という。『反転』の願いを叶える果実なのだ。
魔物は人間へ、人間は魔物へ、死者は生者へ、生者は死者へと、反転を願いながら食せば叶う。そういうものだ。
私は15年前、友人のモヒカントと《反転果実》を半分ずつ食べ、人間種へと変貌したバッファロンだ。モヒカントの奴はその後しばらくして姿を消したが、私はずっとウェディとして生きてきた。
しかしこの果実には裏があってな。15年ごとに新たに《反転果実》を摂取しなければ死に至るのだ。それゆえ普通は求めるようなものではない。そして今年はその更新が必要な年なのだ」


さなえ
「なるほど、それであたし達を利用したってわけね」


サヤマ
「……その話が事実ならお友達も今年が更新年のはず。なぜここに現れないのですか?それとも意外と近くにいたり?」
(床をつま先で小突いた)


てっかまき
「……」(背中の大剣に手をかける)


ガスパール
「ふん、察しが悪いな少女よ。先ほど仲間から聞いたが、貴様らが戦ったナックルと名乗る男が友人のモヒカントだ。あいつは目を悪くして以来、空間を、風を読むことで戦えていた…人間の武闘家としての生を謳歌していた…貴様らによって弱り、死を迎えたようだがな」


さなえ
「あたし達を殺そうとしてきたのよ?反撃するに決まってるでしょうが」


ガスパール
「わかっているさ。それに奴は私を頼ることなく、単身で果実を求めに行った…そういうことなのだからな」


ノワール

(サヤマの挙動が気になったようで)
「さやま…?床が何か……………!!あっ……」(何かを察したらしい)


さなえ
(床下…?そういえば、ここに居たとき何か音を聞いたような………まさか…)


ガスパール
「あぁ、ここのシェフならもう殺したぞ。貴様らが出発した直後にな。そこの床に閉じ込めておいたが、まぁ必要なかったからな。幸い、私が反転して得たウェディの体は彼によく似ていたから成り代わるにはちょうどよかった。やはり人を集めるには有名人でなければな」


ノワール
「本物のがすぱる……人が変わり、料理もしなくなってしまったと……そうか、しかし……そ、そんな……」
(力なくひざを突き、床を見つめて呆然としている)


さなえ
「…床下を確認してみましょ。こいつが言っていることが本当かどうか、確かめておきたいわね」
(床をこじ開ける)

 


床下にあったのは、ウェディの男性、ガスパールの屍であった……

 

 

さなえ
「…最低ね、あんた」


ノワール
「あ……、ああ!それじゃあ!!我らがここを出るまでこの者はこの下で助けを求めていたのか!?我らが気付いていれば死なずにすんだのか!?ああ……ああ!」
(いやいやと首をふり錯乱している。一時的に正気を失った)


マーガリン
「そんな…それじゃあ本物のガスパールさんはもう……」

 

ガスパール
「私は果実を食べられればそれでよいのだ!よこせ!」

 

ガスパールの身体が弾けとび、バッファロンが現れた!

てっかまきへたいあたり!


てっかまき
(たいあたりで若干吹っ飛ぶが堪えた)
「ふん、無駄なことを……」


バッファロン
「無駄なことなどありはせぬ!すべての行動が!生きるための手段なのだ!」


マーガリン
「どうすれば……と、とにかく今はこの状況をどうにかしないと…!」


てっかまきの天下無双!
バッファロンの身体がみるみるうちに刻まれていく!


さなえ
「人を殺しておいて何言ってるんだか…!」


てっかまき
「これだけの人間を集めたのが仇になったな。お前に勝ち目はない」


マーガリン
「すでに弱っているの…?どうしてそんなボロボロになってまで……」

 

バッファロン
「わからぬか…?まもなく15年が経とうとしているのだ…もはや…これまでの……………………」

 


バッファロンは音もなく崩れさった。

 

 

てっかまき
(ブウンと一振り血払いをして大剣を納めた)


マーガリン
「どうして…そこまでして…人間になりたかったのか…聞きそびれちゃった…」


さなえ
「……これがドリームを口にした者の成れの果てか。やはり、夢を叶えるには何かしらの代償が必要となるのね。こんな危険な実の真実を何も知らない者達は欲しがろうとしている。これ以上、被害を広げてはいけないわ。ドリームは食べずに破壊した方がいいと思うのだけど…」


てっかまき
「……こんな結末を目にして食べようなんて人間はここには居やしないわよ。ドリームは破壊しましょう」


さなえ
「マーガリン、燃やしちゃいなさい」


マーガリン
「ドリーム…誰かの手に渡る方が危険だもんね……分かった」
(ドリームにむかってメラゾーマを撃つ)

 


《ドリーム》は燃えつきた…